「叢ノ歌 嵐ノ花」三巻 東冬著 感想
今年12冊目の紹介本です。
日中戦争の頃を舞台にした、歴史伝奇ファンタジーコミックです。日本の神話の神々の末裔や中国の神農の一族なども登場するまことに魅力的な舞台設定とシチュエーションなんですが、、、すいません、この巻で買って読むのは終わりに致します。
読むのをやめてしまうのには幾つか理由があるのですが、一番の理由は物語の展開があまりに散漫でメインのストーリーが全くといっていいほど進展しないことです。登場人物紹介が続くのは構わないのですが、それが物語の進行と連動していないこと。またその紹介が伏線のためもあるのでしょうけれど、あまりに断片過ぎてキャラクターもあまりたっていなくて、、、魅力に乏しいのです。
画力は文句なくあるし、ニュアンス感もあるのですが、やはりこれだけスケールの大きな話にするのであれば物語の強さや大枠のフレームがいつまでたっても示されないのではつきあい続けられません。ごめんなさい。
ということで、このコミックに関しては自分的にはここまでです。
- 作者: 東冬
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2010/12/13
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (6件) を見る