小説・漫画好きの感想ブログ

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タイガーマスク 伊達直人 漫画は捨てたもんじゃないよ、都知事。

 タイガーマスク=伊達直人
 一定の年齢以上の方であれば、これが頭の中でイコールなんだという図式がすっと浮かぶんだけれど、若者の間では浮かばないようで、例のボランティアというか足長おじさん(この足長おじさんも、ジーン・ウェブスターの原作かアニメを知らないと何のことやらなのかも知れない)がイコールで結ばれていないようです。
 なんていうか、時代を感じさせるし、ああしてランドセルやら文房具やら寄付をしている人たちは一定年齢以上なのがありありで、応援したくなります。自分もどこかに何か寄付を、、とは思うもののさすがに夜中にこっそりとでかけて「伊達直人より」などと書く勇気はありませんので、地道に普通の寄付にさせていただきますが、、ああいうのがたとえブームであれ連鎖するのは日本もまだまだ捨てたものではないなとちょっと心が温かくなります。
 皆さんご存知のように初代のタイガーマスクは、孤児院出身の心優しい青年です。プロレスラーになるために虎の穴に送り込まれたために一時は荒んでいたものの、ジャイアント馬場アントニオ猪木の熱意と激励で正義のヒーローとなった青年です。あの青年が最終回でああいう結末を迎えなければ、きっと今頃本当に寄付とかをどんどんしていたのでしょうから、今ああしている人たちは本当にその遺志を継いでいるわけで、、、素晴らしいことです。
 この、漫画から始まる善意の流れを、「漫画なんてくだらない。読む価値がない」「小説は芸術だからいいけれど、漫画みたいな低俗なものの規制に反対するのは頭がおかしい人間だけだ」といってはばからない某石原都知事にどう思っているか聞いてみたいものですね。