小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」感想

 今日から大河ドラマが始まったんですね。
 偶然、見ることが出来ました。見るまでは、ポスターの写真がなんだかなんだかあまりにもな出来の気がして見ない予定でしたが、食事時に始まったので第一話くらいは、と見ることにしました。
 感想としては、、、主人公がお市の方の三女の「江」ということもあってか、展開が早くて早くてびっくりしました。時任三郎の浅井長政と豊川悦司の織田信長の演技を堪能する間もなく、信長の京都上洛、比叡山焼き討ち、姉川の戦い、ついには浅井長政の自刃まであっとう間でした。
 このテンポの良さにも驚きましたが、ツッコミどころもまた満載でした。特にお市の方のキャラクター。登場序盤に「嫁入りはするけれど、相手には何も期待しない。浅井家を乗っ取るつもりで、信長に仕えます」と政略結婚の道具どころか自らが浅井家を乗っ取るくらいの覚悟で嫁入りしたお市(鈴木保奈美)なのに、あっけなく長政に惚れて裏切ってしまうわ、有名な袋のネズミのエピソードも完全破棄してしまうわ、愛する夫のために江を流産させてしまおうとする恋する乙女になってしまったのには驚きました。女性達の戦国だからかも知れませんが、いやはや驚きました。
 次回の予告を見る限りでは、信長がいったんは天下を手中におさめたのちに、明智光秀に殺されて、それを秀吉が討ち取るあたりまでお話は進むようで、、、これはもうこのあたりの戦国時代を日本国民ならみんな知ってるよねという前提で進みますが、かなりのハイペースなテンポです。
 今までの大河と違って、ハイペースなのと、もちろんのことながら女性にスポットが当たっている今年の大河ドラマ、去年の福山雅治版の「龍馬伝」とは別の意味で面白いかも知れません。まだまた最初なので、このあとボロボロに崩れる可能性がなきにしもあらずですが、ここまでわりきった展開をするのならちょっと見てみようかなと興味を持ちました。
 
 追記:宮沢りえ水川あさみ上野樹里という三人姉妹もよく考えたらすごいキャストです。

 公式サイトはこちら http://www9.nhk.or.jp/go/