小説・漫画好きの感想ブログ

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ノーベル平和賞に対抗 中国の孔子平和賞

 中国人からすると大まじめな話だけに、余計に痛い記事です。
 このニュースだけ見ると、彼らは本気なの? ネタなの? としか思えませんが、これに賛同してノーベル賞の授賞式典に、ロシアやイラン、パキスタン、ベトナムなどなど世界19カ国の国々が不参加を表明となるとなかなか笑えない話です。
 そういえば、この平和賞には、ここには出ていませんが、チベットを併合したい中国が、ダライ・ラマではなく、パンツェン・ラマ11世だったかを指名しているのも笑えません。なんだか日本にだけ牙をむいているうちは、まぁ国民感情もあるのだろうとかえって冷静に見ていられましたが最近の世界を向こうにまわしての蛮行を見ていると、不安感がものすごく強くなります。

中国「孔子平和賞」新設 ノーベル賞対抗
中国の民主活動家、劉暁波氏に対するノーベル平和賞授賞に対抗し、中国国内で「孔子平和賞」が設立され、初代受賞者に台湾の元副総統、連戦氏が選ばれた。ロイター通信などが8日、報じた。
 9日に北京市内で授賞式が行われるという。
 劉氏に対するノーベル平和賞授賞が決まった後、中国共産党機関紙、人民日報傘下の国際情報紙、環球時報が、チューリヒ州立銀行北京駐在員事務所の劉志勤首席代表の論説という形で、民間機関による「孔子平和賞」の設立を盛んに提唱していた。
 同通信によると、同賞事務局は8日、電子メールを通じて声明を出し、「今年のノーベル平和賞に対する中国の平和的な回答」と、ノーベル賞委員会への対抗措置であることを認め、「台湾と(中国)大陸の平和の懸け橋をつくった」と授賞理由を説明した。
 連戦氏のほかに、パレスチナ自治政府のアッバス議長や南アフリカのマンデラ元大統領、米マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏など5人が候補者に挙がったというが、授賞式の招待状を出したとされる中国文化省は関知していないといい、連戦氏の元にも授賞の通知は届いていないとされている。