小説・漫画好きの感想ブログ

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SPEC 感想 魑魅魍魎 

 今週は珍しくリアルタイムでSPECを見ました。
 いや〜、やっぱり面白いです。ここ数年のテレビドラマの中でもここまで濃密で多元的で、それでいてボケをかましてくれるドラマはなかったですよ。こういうドラマが作れるんなら、アニメや小説のドラマ化ばかりに走らずに、ドラマは基本ドラマオリジナルで攻めていってほしいものです。年末にスペシャルと、来年新シリーズが始まるJINみたいに漫画からのドラマ化でうまくいく例もないことはないけれど、こういうすばらしさはなかなか出せないですからね。
 (まぁ、超能力バトルものでボケもあって、、ということは逆に漫画でもこういうクオリティのものは出来ないこともないという話ではありますが、それはさておき)
 
 今週もスペックは面白かったですし、どんどん風呂敷が広がっていました。
 まずは、志村を治してくれるヒーラーがリアルのEXILEというボケから始まって、一十一と瀬文の駆け引きと葛藤の描写はすごく良かったですし、そのやりとりとラストで一の組織の規模は国家権力と戦えなくもない規模まで広がってきました。特に上層部のほうはかなりひどい存在のようで、頑張って回復させた志村をあっさりとまた殺してしまう刺客を送り込んでくるなどやりたい放題です。
 そして当麻のほうも当麻のほうで、予告などを見る限りでは自分のスペックに目覚めるような気配が出てきましたし、竜雷太演じる野々宮係長から衝撃の告白を受けるシーンなどでは、完全に主役を食われていましたが覚悟のほども高まってきました。しかし、、、野々宮係長は凄いですねぇ。未詳のこのチームは、実は野々村係長がしかけていたとは、まさに衝撃的!!
やはりこういう芝居はあれくらいのベテラン俳優さんでないと出来ないですねぇ。ギャグキャラからシリアスキャラまでまぁ本当に芸風が広い。雅役の有村架純さんとのかけあいとのギャップが凄くきいています。
 ファンに嬉しいのは、「昔東大卒の女性キャリアと二係で一緒に・・」という話がでてきましたが、これは明らかに「ケイゾク」の柴田のことですよね。彼女は結局生き残ったわけですね、とその後の消息みたいなのが分かって嬉しかったです。
 あと、今週新たにでてきた謎としては、一の耳の後ろに星形のアザがちらりと移されましたが、あれは何か意味があるのでしょうね。意味深にラストで当麻も触っていましたし、ビルから突き落とされた後に何かされた?? ますます謎が深まるし伏線がすごいです。
 
 あとは、本編と関係ない話ですが、警視庁公安零係の指揮官の津田が連れ去られる時に使われる深紅のジャガー。あれ、自分が乗っているのと同じで豹のエンブレムがついているオールドモデルタイプなんですが、ああいう風に出てくると案外かっこいい車に見えました。あんまり乗らないし廃車にしようと思っていたんだけれど、案外ああみるとかっこよいから迷っちゃいました。
 
 来週がとっても待ち遠しいです。「パンドラの箱」の中身に最後までつきあいます。
 、、、、なんとなく映画化のフラグがたったようですが、もしそうならそれも見にいきます!!  戸田恵梨香さん、加瀬亮さん頑張って下さい。楽しみにしています。