小説・漫画好きの感想ブログ

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「ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ」 高橋源一郎著 感想

 純文学よりの高橋源一郎さんが、宮澤賢治の諸作品を元ネタにしてのパロディ集。
 こういう企画ものってときどきあるんだけれど、はまったら楽しいけれど、はまらなかったら楽しくないという三振かホームランしかない。で、これはどうかというと、個人的には思いっきり三振という感じがする。
 最初の方にでてくる「象とオッベル」はなかなかいい感じだったけれど、あとのはどうかなぁ。
 「注文の多い料理店」なんかは、主人公がAVものの監督助手でという感じであとは推して知るべしといった具合。
 これは僕個人が宮澤賢治がすごく好きだからそう思ってしまうのかも知れませんが、なんか諸作品をリスペクトされているとというよりは、馬鹿にされているような感じがしてダメでした。

ミヤザワケンジ・グレーテストヒッツ (集英社文庫)

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