小説・漫画好きの感想ブログ

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死刑反対、、自分はどうにもマイノリティ

 横浜のバラバラ殺人。池田容之被告を、陪審員裁判で死刑にするかどうかで世論・マスコミは大きくとりあげていますが、、、どこをどうとってもこの犯罪はあまりにも凄惨で残虐で、強盗殺人の上で、私利私欲にはしりすぎて生きたまま被害者を解体するなど最低最悪の事件で、犯罪者に情状酌量をする余地はありません。えん罪という可能性も今回はないでしょうから、取り返しのつかない過誤も起こりようがないでしょう。
 でも、、、やっぱり僕の気持ちの中では死刑反対の立場が揺らぎませんでした。
 この男がどうこうというわけではなくて、死刑という制度そのものが生理的にも原理的にも廃止すべきだという意見になってしまいます。
 ネットなど見ていると、絶対死刑の声が高くて、、そのギャップにやっぱり自分はマイノリティだなと思わざるを得ません。
 先日の尖閣のビデオ流出の犯人(言葉上犯人というしかないんだけれど、、、これはどうにも心情的にそぐわないなぁ)の海保職員は、心情的なものはまったくおいておいて公務員として、あるいは組織人としての服務規程違反は裁かれるべきだという感覚といい、ちょっと世論とギャップがありすぎて、、、感情ではわかるんだけれど統治とか秩序のためにはそうあってはならないだろうという感覚が勝ってしまう自分に、困惑する部分もあったりします。
 そして、どうにもマイノリティだなというような感覚だけでなくて、ひょっとして感情が冷えているのかなと思ったりもしないではなく。
 まぁ、いろいろ考えこみます。