小説・漫画好きの感想ブログ

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「D 悪夢村」 菊地秀行著 感想

 悪夢村、というよりは往年の名ゲーム「魔界村」の方がしっくりくるような作品。なんせ、メインの敵役のメインの武器が槍ですから。。。
 ま、それはさておき、吸血鬼ハンターDシリーズの最新刊です。
 敵ですらも見とれてしまう美貌のヴァンピール(吸血鬼と人間のハーフ)であるDが、とある閉鎖された村に囚われた旅人たちを助けるために貴族たる吸血鬼たちと戦うといういつもの筋立てです。今回は、敵が吸血鬼の大貴族であるだけでなく、このDの世界では吸血鬼たちが戦ったとされるエイリアンと吸血鬼、人間の遺伝子を混ぜ合わせた生物も登場。いつも以上にDは追い込まれます。
 が、まぁ、予定調和のごとく、きっちりと勝利をおさめ、Dはまた新たに旅立つのでした。
 永遠のワンパターンもいいのですが、そろそろDの出生の秘密に迫る、もしくは左手の過去の話なんかも読みたいです。

吸血鬼ハンター22  D?悪夢村 (朝日文庫ソノラマセレクション)

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