小説・漫画好きの感想ブログ

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聖職者がコーラン燃やすとか、、、本当アメリカというかキリスト教とイスラム教って、、。

フロリダのキリスト教教会が、 コーランを燃やすとか燃やさないとかで盛り上がっているアメリカってやっぱり精神的に不健全な気がします。もちろん、そのおおもとのところに、9.11の世界同時多発テロのことがあり、イスラム教全体がそうしているわけではないにも関わらず、世界中の欧米圏ではイスラム教に対して拒否反応が出ているという背景があるわけですが、、、それにしても聖職者がそんなことをやるといって、政治家が申し訳程度に反発して、市民の多くがそれをなかば黙認するというのは異常な気がします。
 まるで、かつての十字軍遠征のようであり、ある意味、キリスト教的正義の名の下の過去の虐殺事件の数々を彷彿とさせます。他の宗教をとやかくいうのはいかがかなと思いますが、やっぱり一神教というのは神の名の下に自分の責任でないという形で戦争を始めてしまう危険性を論理的に含んでいるので怖いですね。
 しかし、、、燃やすというのはあまりにも野蛮な、、、文化的国家を自認する国のやることではないですね。
 自分の宗教と相容れない別の宗教を信じるもの、違う民族についてはまさに「他人事」の気分なのでしょうね。

  【ニューヨーク山科武司】9年前の米同時多発テロ当日の11日にイスラム教の聖典コーランの焼却イベントを計画していた米南部フロリダ州のキリスト教会は10日、イベントの中止を発表した。テリー・ジョーンズ牧師が米テレビ番組で「現時点では燃やさない予定だ」と述べた。
 コーラン焼却計画を巡っては米国内外から非難が噴出。オバマ米大統領は9日午前、テレビ番組で「焼却は国際テロ組織アルカイダを利するだけ」と批判し、ゲーツ国防長官も電話で教会に中止を求めていた。
 ジョーンズ牧師は9日、いったん中止を発表したが、同日夜には「再考する」と前言を修正。10日になって中止を明言した形だ。
 だが、アフガニスタン北東部では、牧師の「中止発表」を前にした10日、コーラン焼却に反対する1万人規模の抗議デモがあり、ロイター通信によると、現地に展開する北大西洋条約機構NATO)軍によるとみられる発砲でデモ参加者1人が死亡した。

このあとに、イスラム教のモスクの建設予定地が変更されるという話が反故にされたということで、今は燃やす方向に傾いて、現地では出店などが出てお祭り騒ぎとか、、、。はぁ、、やれやれ。聖書とか燃やされたら怒るんだからやめとけばいいのに。