小説・漫画好きの感想ブログ

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韓国併合100年 首相談話 あなたは賛成? 反対?

以下のようなニュースが流れていてネット世界は、賛成派・反対派(ネットの世界では圧倒的に反対だが、、どうにもこれは右翼的というか変なナショナリズムのバイアスがかかっていて別の意味で閉口するが)が分かれているが、正直国民の民意というのはどうなんだろう?
そういうのを敢えてこの場で書くのは、先々日の韓国人に無茶苦茶なことをされた記事を書いた後に、見知らぬ人からたくさんメールを頂いて世の中の民意というのがわからなくなってきたたからです。というのも、あの記事書いた本人からすれば、あれはあんな事件があったよ、なんだろうねぇ、ちょっと参っちゃうよね、やれやれ、くらいのつもりだったのに、まぁそれがえらく過剰反応されちゃったんですよね。面白いことには(というとまた話がずれるかもしれないが)その寄せられた内容というのが、同情と批判が半々くらいというだけでも首を捻るのはもとより、どちらも過激なのがたくさん混じっていたのも、僕からすればわけがわからなくて。
 ちょっとだけ紹介すると、「よくぞ言ってくれました。韓国人は殺すべきです。ただ残念なのは彼女らをひき殺さなかったことです」とか「日本人としてその場で毅然と対応しないおまえのような人間が国賊ものだ」とか「韓国人はそんなもの。けんかしなくて正解」「日本人のくせに偉そうだ」「ジャガーのエンブレムをむしり取ってやりたい」とかいうのがあるかと思うと、「同胞を代表して謝ります。申し訳ない」というようなものもあったり、そこまで色々反応するほどの話題でもないと思っていたんだけれど、韓国問題って妙にどちらの国の人たちも一部には過剰なほどの反応を引き出してしまうようで。。。
 と、そんなときに下のようなニュースがあったので、これはまたとんでもない事になるんだろうなぁ、と思ったわけです。素直に、反対派のいうことも賛成派のいうこともわかります。極端に日本びいきというより韓国蔑視、韓国嫌いの人からすればこれはもう国益を損なうどころではない売国奴的発想だというような話になるでしょう。しかし、平和的なというかのんびり派からすれば、そほどのことでもないという気がするのもわからないではないし、頭を下げるくらいいくら下げてあげてもいいだろうし、お詫びそれ自体が間違っているわけではないというのも正しいと思うのです。
 個人的な意見でいえば、僕は確かに賠償金の件は国際法上的にも二国間での取り決めからいってももう支払う必要はないと思いますし、あまりの過剰な要求にはなんだかなぁと思わずにいられません。でも、確かに賠償責任はないだろうし、日本の韓国併合が歴史的な視点からみれば、体裁の上からみれば韓国の上層部と日本の上のほうとの話し合いのもとで、韓国から望んでそうしたいといったものであったとしても、仮にそれがもっと極端にいえば韓国のトップからの依頼に基づくものであったとしても、それは、じゃあそれでいいというような話ではないと思うのです。極端な話、それは韓国の一般の人々からすればどっちでもいいことで、国を奪われた、乗っ取られた、併合されたということだけが問題なんだろうと思います。
 だから、謝ってくれというのは、たとえ国際ルールがどうあれ、とてもよくわかる話だと思うんです。
 そうですね、、例をあげれば、今の民主党政権は非常に中国や韓国よりで、むしろあちらの国の手先だなんて言われてる側面がありますが、彼らがある日、日本は韓国の支配化に入りたいなんてことをいって、国会とかで法案を通してしまったとしましょう。(物理的に難しいですがね^^ 思考実験としてそんなことがあったとしましょう)そうして、それが二国間で正式取り決めになって、日本人の財産が全部没収ですといわれて、奪わてしまったとしましょう。そのあとクーデターなんなりで日本が立ち上がって、あるいは国際社会の圧力でその状態から日本が再独立したとして、そのときのことを韓国に文句をいったとしても、韓国は「君たちのトップからいってきたことでしょう」と返してきたとします。そのときに、我々日本人はどうおもうでしょう。「そんなこと関係ないだろう。確かにそういう政府を選んだ責任はあるかも知れないが」と韓国に文句を言い続けませんか? そういうことだと思います。
 だから、諸々いいたいことはあるけれど、実際問題として主権のある国家を属国にしたことに対しては申し訳なかったね、というくらいは別に構わないと思うのです。補償だとかそーいうのはだめですよ、むしろ今まで在日特権とか与えすぎている部分は逆に減らしてもいいと思うのですが、単にお詫びするくらいいいと思うのです。
 こういうと、他のアメリカやらイギリスは謝らないじゃないか、どーして日本だけが謝る必要があるのかという人も出てきそうですが、だめなもの、犯罪を犯しても平然としている人を見て、彼らが捕まらないのに、やりどくなのに、どうしてうちらはやらないのか、というようなもので、悪人を見習ってどうすると思うのです。不正なことまでして、あるいは傲慢できらわれてまで金持ちになったり人をだますより、貧乏で騙されても誰に対してもやましくない方が幸せでしょう? と僕は思うんです。
 ただ、先日のメールの山とか見ていると、果たして今この国の普通の人はどんな風に戦後やら、韓国を思っているんだろうとちょっとわからなくなってきましのでこの記事を書いてみました。

政府は9日、日韓併合100年に当たっての首相談話を10日に閣議決定する方針を決めた。1995年の「村山首相談話」の枠内で、過去の植民地支配に対する反省とおわびの意を示すとともに、未来志向の日韓関係構築に取り組む姿勢を強調。また、宮内庁などで保管している朝鮮王朝の文化財返還を表明する。
 民主党を含め与野党内では、韓国に謝罪を繰り返すことで、日韓間で法的に決着済みの戦後補償問題を「再燃させかねない」との慎重論が根強い。しかし、菅直人首相は先の臨時国会で「本年は日韓関係にとって節目の年だ」と強調。「談話を出すことは政治の基本姿勢として重要だ」(周辺)と最終判断した。
 仙谷由人官房長官は9日の政府・民主党首脳会議で、首相談話について「15日や29日を前に決めたい」と述べ、10日に決定する方針を説明。15日は韓国が植民地支配からの解放を祝う「光復節」、29日は日韓併合条約が発効した日に当たる。そうしたタイミングでの発表を避けることで、談話の政治的色彩を弱め、反対派の反発を和らげる狙いがあるとみられる。
 首相は9日、自民党の谷垣禎一総裁と電話で会談。谷垣氏が請求権問題が蒸し返されることなどがないよう求め、首相は「話はうかがった」と応じた。福山哲郎官房副長官は、民主党玄葉光一郎政調会長らと会い、「補償につながる表現は一切ない」と説明した。
 朝鮮王朝の文化財の一部は、日韓併合前の李氏朝鮮から、朝鮮総督府を経由して日本に渡ったとされる。2月のソウルでの日韓外相会談で、韓国側が返還に期待を表明し、岡田克也外相らが引き渡しが可能かどうか検討していた。ただ、請求権問題は決着済みとの立場から、「返還」との表現は避ける方針だ。 

 追記:本日は長崎に原爆が落とされた日です。二度と戦争がないように、平和な国になって欲しいという戦死者の意志をなにより継いでいきたいと思います。先日の広島の方達同様にすべての長崎の被爆者、戦争被害にあわれた方の冥福をお祈りします。