小説・漫画好きの感想ブログ

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大相撲・琴光喜の処分と名古屋場所 

 こんばんは。
 ずいぶんとひさしぶりにブログを書こうとすると緊張するので、ちょっと練習的にというかリハビリ的に記事を書きます。で、取り上げるのは大相撲。かたやサッカーワールドカップが爽やかに日本中を興奮と幸せの満足感に浸らせているのに、その一方で相撲は最近ボロボロでございます。しごきとかわいがりでお弟子さんを殺してしまった事件あたりからおかしくなってきて、大麻疑惑がぽろぽろと出るわ、朝青龍は品格だとかさぼりだとか暴力行為だとかいわれて解雇というか処分のままにモンゴルへ、親方理事選挙ではまるで談合のようなありさまで貴乃花親方がいじめられ、そのあげくには八百長、続いて野球賭博だとか。それも、その資金が暴力団に流れるだとか、大相撲中継刑務所の中の面々にメッセージが伝えられている疑惑まで出て、、、とここまでくると、国技というのはどうだろうというレベルです。
 ただ、今日の記者会見だとかなんだとかみると、そうまでなってしても世間というのはお相撲さんに関してはほとほと甘いのですね。あそこまで事態が発覚しているのに、首になるのは大嶽親方と琴光喜さんだけで、あとは減棒だとか注意止まりで、名古屋場所も無事開催だとか。
 一般世間では、賭博やら暴力団とつきあいがあれば即日解雇で、給料も退職金ももらえないし、役員なんて一発退場のはずなのに、お相撲さんの世界ではそうではないらしく、またコメンテーターの一部には査問会が警察の発表の前にたかだか賭博程度で彼らの一生を棒にふるような決定をするのは僭越だけしからんという論調まで展開。いやいや、暴力団ですよ、賭博ですよ、本人が認めているんですよ? と耳を疑いましたし、神経がわからないですね。
 もともとがファンというほどにお相撲に熱中しているわけではなくて、ニュースだねで若手が頑張っている、把瑠都がいいんだとか琴欧洲がいいんだとかいうたびに、そうかそうかという程度の人間だから思い入れが少ないのもあるだろうけれど、ことがことだけに、一度全員みっちり警察に調べてもらって完全に白の人たちだけで再建するのが一番だと思うのだけれど、そんな風には思わない人も一般的には多いのかな。
 なんだかすごく不思議です。
 野球選手やサッカー選手が賭博やっていたら一発解雇でしょうし、試合になんか出してもらえないと思うんだけれど、基準があまりに違いますよ。
そして、なによりは一番トップの理事長たちの首が飛ばない、自分自身で引責辞任しない姿勢が不思議でなりません。

琴光喜関と大嶽親方は解雇 協会が処分決定
臨時理事会の会場に姿を見せた大嶽親方=4日、名古屋市内のホテル(前川純一郎撮影)(写真:産経新聞)
 大相撲の野球賭博問題で、日本相撲協会は4日、名古屋市内で臨時理事会を開き、関与の度合いが濃厚で悪質と判断した大関、琴光喜関(34)=本名・田宮啓司、佐渡ケ嶽部屋=と大嶽親方(42)=元関脇、貴闘力、本名・納谷忠茂=の解雇を決めた。
 解雇は除名に次ぐ重い処分で、現役の大関が解雇されたのは初めて。大嶽親方は賭け金が多額で、協会側の調査に対して虚偽の証言をしたことなどから、退職金は支払われない。琴光喜関には退職金が支払われるが、報奨金は支払われない。ここ数年、角界では不祥事が相次ぎ、相撲協会から解雇された親方と力士は、大麻問題や力士暴行死事件での大量処分などを含めて計11人となった。
 特別調査委員会(座長=伊藤滋・早大特命教授)からの謹慎勧告を受け入れた武蔵川理事長(元横綱、三重ノ海)の代行には、調査委が推薦した外部理事で元東京高検検事長の村山弘義氏(73)が就任した。代行期間は名古屋場所千秋楽の25日まで。
 全理事、副理事が自主的に減俸を申し入れ、武蔵川理事長を7、8月の2カ月間、30%の減俸とすることなどを決めた。理事会では、野球賭博に関与した時津風親方(元幕内、時津海)を主任から最下位の平年寄に降格し、5年間据え置き。弟子の多くが野球賭博に関与していた阿武松親方(元関脇、益荒雄)を2階級降格させ、10年間昇格させない処分も決めた。