小説・漫画好きの感想ブログ

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「青空にとおく酒浸り」2巻 安永航一郎著 

 安永航一郎さんの不条理ギャグ漫画第二巻です。
 小さい頃に体内にMM(マイクロマシーン)を埋め込まれた為に、超人的な力、スピード、戦闘能力、再生能力を身につけた女子高校生が活躍するSF作品のはずが、どんどん安永ワールドに流されて、今回もまた冗談のようなお話が続きます。 
 新キャラとしては、前作に出てきた石野篠さんに続いて、新たなMM保持者と、ニューハーフの凄腕刑事が登場。MM保持者のほうは、粘菌がもとになったMM、、、すでにマイクロでもマシーンでもないのですが、、、、を埋め込まれた科学者という設定。まぁ、あいもかわらず濃いというか異常な設定を次から次へと生み出してくれるものです。
 感想としては、笑うしかありません。

 と、巻末を見ると、この作品のコンセプトの一つが「貧乏なよつばと!」だったという話が出てきます。確かに、ちょっと能天気な女の子と、しましまパンツをはいたお父さんが二人暮らしをしていて、隣にはきれいなお姉さんが住んでいて、、、、というのは確かにそうなんですが、著者の方もいうとおり、「よつばと!」というよりは異常な「じゃりん子チエ」になっています。
 ああいうかわいらしい路線は安永さんには無理があるような、、、、、。
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