小説・漫画好きの感想ブログ

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講談社、京極夏彦氏の新作小説を電子書籍、iPadで配信

ただいま戻りました。
 キンドルとかiPadとか最近はなにかと電子書籍で本を読むという話題が出てきますが、ああいうので新作の小説が読めるというのは、そもそものスタートが携帯小説とかでない限りはあまりなかったように思います。しかも、京極夏彦さんのような人気小説家の新作というと、なんだかとても例外的なことのような気がします。
 講談社さんがいうように、需要確認なのでしょうけれど、、、、ちょっと複雑な気持ちです。個人的には本はやっぱり本の形がいいし、手触りや、装丁、紙の材質や、分厚さや重み(京極作品ではこことても重要)も含めての本のような気がするので、あんまり電子書籍化というのは乗り気ではないのですが、、、これも時代でしょうかね。半額で読めるんだったら、電子小説でもいいと思うのかな。
 わけても、京極さんに限っていえば、前作の「厭な小説」なんかは装丁とか、デザインがああでなければ意味が半減しちゃう気もするのですが、、、、。
 

 講談社は20日、米アップルの多機能情報端末「iPad」の国内発売に合わせ、人気作家の京極夏彦氏の新作を電子書籍で刊行すると発表した。15日に発売したミステリー小説「死ねばいいのに」で、iPadのほか高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」やパソコン、国内の携帯電話向けにもそれぞれ配信する。携帯電話向けを除いて販売価格は900円と、書籍の定価1700円の約半額に抑えた。
 大手出版社が人気作家の最新刊を電子書籍で刊行するのは珍しい。講談社は「電子書籍の需要を確かめる試み」(野間省伸副社長)と位置付けており、読者の反応を見ながら電子書籍の価格水準や提供方法は見直すこともあるとした。今後も試行を続け、五木寛之氏の歴史小説「親鸞」や今秋にも刊行する京極氏の次回作も、iPadなど向けに電子書籍で提供する計画。
 ソフト開発、ボイジャー(東京・文京)の閲覧ソフトを採用。紙の書籍の組み版をそのまま使い、iPad版やパソコン版は書籍と同じ紙面を再現したという。配信開始から2週間は700円の特価で販売。iPad版などに比べて書籍の再現性が低い携帯電話版は1章ごと100円で販売(全章で500円)する形態にした。端末を問わず第1章は無料で試読できる。