小説・漫画好きの感想ブログ

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「新編 ことばの作法」 外山滋比古著 

 東大生のベストセラーナンバーワンという触れ込みで再ブレイクした「思考の生理学」の外山先生の本です(最近はなんでもかんでも「東大生のノートはきれい」だとか「東大生のコーヒー」だとか東大生ばやりです。世の中が不景気で先行きが不透明になると、とたんに東大とか公務員の権威に意識がいくのは日本の悪い癖ですね)。
 ことばの作法という通りに、言葉の使い方一つで対人関係が変わってくるというお話と、最近ではそこかしこでよくみる言葉の乱れや敬語の使い方の誤りなどについてのコラム集です。執筆されたのがずいぶんと昔なので、今読むとずいぶんと時代を感じるし現代生活には即していないというかずれた部分もあるのですが、基本の基本の書として読むにはちょうどいいレベルかも知れません。
 特に、最近の高校生生や大学生さん、新人の社会人にはお勧めです。