小説・漫画好きの感想ブログ

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「のだめカンタービレ」24巻 二ノ宮知子著 

 今年100冊目の紹介本は、のだめの新刊です。
 のだめカンタービレ、映画では玉木宏と上野樹里の映画が大ヒットなわけですが、原作は前巻で感動の最終回と思っていたので、完全にノーマークでした。連載終了と思いきや、そのあとで番外編みたいなお話が連載続けられていたようです。
 アニメとかだとタイトルかわってとか、ちょいちょいとあるけれど、漫画でこんなにそのままで終了から番外編に移ったのは余り記憶にないです。
 まま、それはさておき。
 のだめワールド、本編が完結した余裕からか、笑いがたくさん入っていて、初期ののだめワールドに帰って来たようでなんだか懐かしかったです。本編の後半の盛り上がりや音楽的な盛り上がりもよかったけれど、のだめの面白さの半分はギャグであり、のだめの「ぼぎゃー」というような変な擬音や無茶苦茶なキャラクターが占めていたんだなぁとしみじみ感じる巻でした。個人的にはこういうテイストのほうが好きかな。
 あらすじとしては、本編終了からしばらく、千秋たちが日本へと帰国するところから始まります。事の発端は、懐かしきライジングスター楽団が、白い薔薇か劇団のオペラ「魔笛」のオーケストラを担当・公演することになったこと。そこで初演出をすることになった見るの頼みで、千秋がその指揮者として日本へ帰国することになったのです。もちろん、のだめも千秋にくっついて帰国するのですが、そこに集まっていたのは、峰はもちろん、菊地にターニャ、黒木にブー子に真澄までもがいて、才能はあるけれども、人間的に一癖も二癖もある人たちばかりで、てんやわんやの大騒ぎ。
 颯爽とオペラの指揮をふるという千秋の夢はもろくも潰えるのですが、それぞれの思いとやるべきことが見えてきたあたりから、笑いと感動のほどよいミックスの物語が始まるのでした。
 というわけで、、、外伝というか番外編、実はこの巻では完結しません。続きます^^

のだめカンタービレ(24) (講談社コミックスキス)

のだめカンタービレ(24) (講談社コミックスキス)