小説・漫画好きの感想ブログ

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「青空にとおく酒浸り」 安永航一郎著 

 安永航一郎さんの8年ぶりの著作です。 
 安永さんといえば、小学館サンデー系列の典型的なギャグ漫画作家さんであり、コアで根強い人気を誇っている方ですが、、、8年もお休みされていたのですね。本屋さんのポップに「8年ぶりの解禁」とあったので、思わず手に取ってみました。
 一瞬、表紙のおじさんのあまりの気持ち悪さにちょっとひきましたが、チェックのために買ってみました。
 ただ読む前は、この表紙の、ものすごく濃いオヤジさんが主人公の、今までとは全く違うタッチでの、酒蔵漫画(「蔵人」みたいな)のギャグ漫画かと思いきや、ページをあけてみると女子高校生の娘が主人公で、しかも体内にナノマシンを埋め込まれた超人が主人公という、、まぁある意味でいえばいかにも安永さんらしい漫画でした。わかりやすくいえば、過激でどうしようもないくらいナンセンスでお馬鹿な人たちと変態さんがメインのギャグ漫画でした。
 なので、もともとの安永ワールドが好きな方、例えば「陸軍中野予備校」とか「町立地球防衛軍」とか「エイチマン」「巨乳ハンター」とかが好きな方なら、間違いなく気にいる作品の筈です。
 ただ、しいて言えば多少パワーダウンというか、ひさびさのブランクあいた作品だから探り探りというか、いまいちはっちゃけていないというか、ちょっとまだ大人しい感じもしないではありません。
 ちょっと様子見です。

青空にとおく酒浸り 1 (リュウコミックス)

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