「零崎人識の人間関係 零崎双識との関係」西尾維新著
人よりもずいぶんと遅れて読んだ西尾維新さんの作品の中でも、最初にそれを読んだせいか、「戯言遣い」のシリーズが自分にとってはベスト作品となっています。その「戯言遣い」シリーズのスピンオフともいえるのが、作中に出て来た殺人鬼・零崎一賊の鬼子、零崎人識とその家族達を主人公に据えた「人間関係」シリーズ。
今までも、人識の兄達との関係をそれぞれ描いた「人間試験」や「人間ノック」などの幾つかの作品がありましたが、今回はなんとそのシリーズが完結、しかもその完結篇として四作品が同時出版というのですから、西尾維新さんもかなりの離れ業をやってくれます。
(この「零崎双識との関係」と「無桐伊織との関係」「匂宮理澄との関係」「零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係」の四冊が同時発売です)
以上ここまでコピペです。
なんせ4冊同時発売ですからね。しかも同じ概略ありますから、こうでもしないと終らない^^
ただし、今回のこの四冊同時発売の中で、一番面白かったのはどれかというと、この零崎双識との関係が一番面白かったことだけは特筆しておきたいと思います。そして、そうであるならば、今までのこのシリーズの流れとも考えての結論として、これはやっぱり双識さんのキャラクターがシリーズを通してみたときに、なんだかんだいって一番愛されるキャラクターであったことの証明であり、この二人が本当の意味での家族愛を見せる事がこのシリーズで一番愛されているところだったということです。
変態で、ちょっとおかしくて、それでいて熱血漢で、無敵に強くて、面白い兄貴である双識と人識のかけあいや気持ちの繋がりが心地いいんですね。
- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/03/25
- メディア: 新書
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