「量子コンピュータとは何か」 ジョージ・ジョンソン著
量子コンピュータとは何か?
それは、とっても難しい何かだ!! ^^
としか実は言いようが無いのですが、僕も漠然としたイメージしかもてないこの量子コンピュータというものを理解したいと思いこの本を読んでみたのでした。
だけれども、やっぱり難しい。この本の著者のジョージ・ジョンソンという人はできるだけ平易にわかりやすいようにしようと頑張ってくれているんだけれど、やっぱり文系の身には難しいし、たぶん僕の力ではカンタンにこの内容を要約するのは難しいので、最初のほうの部分を下のようにかいつまんでおきます。
これがイメージできる人は直感的に意味を理解できています。
おおざっぱに言えば原子は回転するコマのように考えられる。原子が時計回りに回転していたら1、反時計回りなら0。これで二進法を現すことができる。それら原子がつながった分子を強力な電磁場の中におき、原子の向きを変えることで、二進法の計算をすることができる。原子七個ほどをひとかたまりにしてカンタンな計算をすることが出来る。
ペンティアム4の4000万個のプロセッサに比べたら、これは微々たる数字に見えるが、このスイッチは量子力学に左右されるようになる。ここが量子コンピュータのポイントだ。
わかりました?
自分も最初はさっぱりでした。でも、この本を読んだらなんとなくその凄さや中身がわかるようになりました。でも、わかったから何かに使えるかというともちろんそんなことはないのですが、知るということそのものがとても楽しいことですから、そういう知的欲求で楽しめる人は是非手にとってみてくださいませ。
量子コンピュータとは何か (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)
- 作者: ジョージ・ジョンソン,George Johnson,水谷淳
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/12/09
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 186回
- この商品を含むブログ (26件) を見る