小説・漫画好きの感想ブログ

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相棒 season8 最終回スペシャル 感想

 プライベートの電話があったので録画にして、2時間ほど遅れて見ました。
 今回は最終回スペシャルということで、奥深くて社会派なネタでしたね。最近コミカルな回が多かっただけにこういう練り込まれた回があると、また次が見たくなります。
 加えて、最近は視聴者のほうでもなかば忘れていた、及川光博演じる「神戸尊が特命課に派遣された理由」が分かったのも嬉しかったです。彼がやってきたのは、つきなみな飛ばしではなく、もっと深いところで意味があったのだということが分かって、うまいなぁと思いました。やはりこのドラマシリーズは脚本家がしっかりと力を入れていて、うまいこと整合性が整うようになっています。
 そして、最後の最後で神戸が選択する決断に、不覚にもうるっときそうになってしまいました。杉下右京ではないけれど、本当の意味で「特命係へようこそ」と言いたくなりました。これは次回が楽しみです。大河内捜査官の挨拶もなんだかとてもぐっときたし、次のシーズンが早くも待ち遠しいです。
 さて、話がそれましたが、今作では顔認証システムが重要なアイテムとして出てくるんですが、この発想というかシステム、意外に思われるかも知れませんが、個人的には反対ではありません。イギリスのロンドンでもここまででないものの、街頭の監視カメラの数を爆発的に増やしたことで結果的には犯罪発生率は下がり、検挙率は大幅に上がりました。反対派の人たちはああいうシステムが出てくると、個人のプライヴァシーがなくなり、常に監視されているような世の中になるといって反対するわけですが、、、バランスの問題であって、より治安のいい、犯罪犠牲者がやられ損にならない、抑止力が働いた世界と多少のプライヴァシーの無さとを天秤にかければ、僕はそちらのほうがまだ良いような気がするのです。
 脛に傷があったり、やましいところがある人であればいざ知らず、僕からすれば、別に公共の場で映像で監視されたところで困るものは何もないですし、それで治安の良さと犯罪の検挙率があがるなら全然いいと思うのですが、このあたりは賛否両論でしょうね。