小説・漫画好きの感想ブログ

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「お茶が運ばれてくるまでに―A Book At Cafe」 時雨沢 恵一, 黒星 紅白著 感想

 今年42冊目の紹介本はこちら。
 「お茶が運ばれてくるまでに」という短篇というより絵本のような一冊です。これは電撃文庫の看板作品ともいえる「キノの旅」でおなじみの時雨沢恵一さんと黒星紅白さんコンビの本です。
 なにかの短編集かと思って買ってみましたが、中身はごくごく短いお話に、軽いさらっとした語りがついてくるという、水墨画のいいとこ取りをしたような麗しい絵と文が一体化した、ちょっとした贅沢な絵本でした。
 「キノの旅」とかが好きな方なら、文句なく買いでしょう。
 でも、画集とかそういうのがダメな人はやめておいた方が無難かなと思います。