小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

「とめはねっ!」 6巻  河合克敏著

 いよいよ朝倉あきさん主演でテレビドラマが始まったり、文部省ご推薦図書になってしまった書道マンガの最新刊です。
 今回のあらすじは、書の甲子園での合格発表と展示場でのあれこれが中心で、上位入賞者の実際の作品と実力を主人公達は間近に見ることになります(ちなみに会場が大阪ということでちょっと嬉しかった)。
 一応は主人公の大江くんがちょっと引き気味なのに対して、部長の日野とヒロインの望月はメラメラとやる気の炎が高まっておりまして、いよいよ部活動漫画の本領発揮、ということになりそうな雰囲気です。一応はラブコメ要素も出て来ますが、まぁこの主人公達なのでそのあたりはふわっとした感じでそこが本筋にはなりそうもなく、書のレベルアップが次の中心かな。ただ、次なる「書」のテーマは「かな文字」というある意味とても難しいものになりそうで、どんな風に展開していくのかちょっと想像もつきません。柔道やら野球やら格闘技とかの漫画みたいに必殺技的なものは、この書道にはないだけに、話作りが大変だろうなぁと思うとともに面白く話を展開している作者さんに脱帽です。