小説・漫画好きの感想ブログ

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相対的貧困率 約16%

 長妻厚労大臣が初めて相対的貧困率を発表。
 「相対的貧困率」というのは国内の低所得者の割合。もうちょっと細かくいうと、貧困率というのは、可処分所得ベースで国民の平均収入の半分以下の所得しかえられていない人がどれくらいの割合でいるか、というもの。もっと端的にいうと、平均的な生活をしている人のさらに半分しか給料がもらえない人がどれくらいいるかという割合で。貧困率は、極論していえば二アリーイコールで生活が破綻しかかっている人がどれくらいいるかという数字でもある。
 驚くべきは、この数字が今年ではなくて数年前のデータでさえすでに7人に1人いるという事実で、リーマンショック以降の世界恐慌の不景気のあとでは今現在では少なく見ても5人に1人はそれくらいの値になっていると考えられることである。自民政権下では、公式発表的に「日本に貧困はない」「一億総中流家庭」なんていうキャッチコピーもあったわけだが、現実はまったくそうでないということが改めて浮き彫りにされたわけである。
 少し前に記事にした、国家予算の話もそうだが、日本はもはや甘い幻想や現実を見て見ぬふりをしてすごせるようなレベルの国家ではないということである。ちなみに、、、この貧困率は世界の先進国の中では、下か4番目にワーストの数字である。