小説・漫画好きの感想ブログ

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グイン・サーガ「ヒプノスの回廊」 栗本薫著 感想

 この「ヒプノスの回廊」というお話、まぎれもなくグイン・サーガの物語なのですが、書店で購入するいわゆるハヤカワ文庫のシリーズでは手に入りません。DVDか何かの特典でついているブックレットというものです。
 最近流行のアニメDVD商法の一つで、小さな短篇や外伝が書かれているアレです。
 し・か・し!!
この「ヒプノスの回廊」、これ、いいんでしょうか? なにせ、暁の女神アウラ、そう記憶を失ったグインがたびたび口走り、圧倒的な神々しさで思い出す、あのアウラ・カーについてばっちり記載があるんですよ。アウラとはなにものか、が克明に記されています。
 また、グインとはそもそも何ものであったのか,グインの力の源泉についてもそのままズバリと書き込まれております。いいのでしょうか? とこちらが不安になるくらい正体だとかが書かれています。まぁ、あとあとで全部それは嘘だよーん、と言えるような設定にはなっていますが、うむむむむむむ、と唸ってしまいました。