小説・漫画好きの感想ブログ

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真・女神転生 ストレンジジャーニー 

 長い夢を見た。
 防護服、或いはものものしいパワードスーツのようなものを身につけて、天井の高い大きな工場の中に入って行く。同行者は十数人、耳にとりつけられたマイクロスピーカーからは、さまざまな言語が男女入り乱れて入ってくる。視界の左右には巨大な直径十数メートルはあるタンクが鈍い光を放って並んでいる。一行は、先導のひと際大きな人物の後ろから歩いている。自分は、真ん中あたりを歩いている。 
 どうやら、タンクの中では何かが発酵しているようで、静かな気泡が立てる音が聞こえてくる。本当はほとんど音はしていない筈だが、脳内に気泡がゆっくりとあがってはじける様子が、大釜でスープを煮るときのそれのように大きく聞こえてくる気がする。
 どれくらい歩いただろうか、突然前方で爆発音が聞こえて、タンクが不吉な音をたてて倒れてくる。悲鳴と怒号が続く。倒れた衝撃でタンクの側面が破れ、中から琥珀色の液体が勢いよく溢れ、あっという間に津波のように一行に押し寄せ、全身を液体の中に埋める。フードの前にも液体がべったりとつき、前が見えない。慌てて、フードを外すと強烈な匂いが、鼻をつく。嫌な匂いどころか、芳醇な、ブランデーを思わせるような匂い。酒だ。
 と、視界の端で倒れたタンクの向こうから巨大な影がゆっくりとこちらに現れた。5メートルくらいある影。下半身が山羊、上半身が角のある人間。言葉も出ずに凍り付かない一行の頭に浮かんだのは、悪魔という言葉だけ。。。。。
 
 夢なんて単純なもんで、たぶんこれは、今日お取り寄せで届けられる「華鳩」というお酒のことと、メガテンシリーズの新作「真・女神転生 ストレンジジャーニー」のことがお酒だけに奇妙にブレンドされて出て来たのだとと思う。それ以外にはまぁ理由が思いつかない。この女神転生シリーズは、悪魔合体だとか、天使を混ぜたりとなかなかに罰当たりなゲームなんだけれど、かなり中毒性が高くて夢によく出てくる。当時の同居人なんかも夢に「ミカエルがでてきた」などと中世あたりで呟いたらそのまま異端審問に呼び出されるような事をよく言ってたりした。
 ドラクエ9がようやく、メインストーリーが終わったところなので、いますぐストレンジジャーニーに行くことはないんだろうけれど、気になるゲームです。ドラクエ、ファイナルファンタジーに並んで鉄板のブランドですからね。