「陋巷に在り 顔回伝奇」2巻 酒見賢一・羽生生純著 感想
あれ? 先月にこの本の一巻を買わなかったっけ? と思いましたが出ているものは仕方がありません。絵柄が合わないのなんのと前巻では駄々をこねていましたが、酒見ファンですから買わずにはいられず買って来て読み始めました。
で、、、最初は「うーん、やっぱり絵がよくない。ヒロインの予(本当は女偏です)が可愛く見えない」「子蓉が絶世の美人に見えない」などとぶつぶつと不満いいながら読んでいたのですが、途中から、それなりに面白くなってきましたし、一部カットはピタリとはまるような気がしてきました。
ストーリーも、孔子の話や論語の話はバッサリと斬って捨てて、予と子蓉と顔回の三角関係に絞ったコンパクトなストーリーだけを抽出してくれていて読みやすくなっているし、医鵲という医者のあり得ない描写にいたっては、これはこれで一つの突出した漫画かもと思うようになってしまいました。
(尤も、違う絵師さんで丁寧に描いて欲しいという要望もやはり根強くあるのですが)
絵柄は下のような感じ。女性は苦手という人が多いだろうなぁ、、、。下がヒロインなんですが、、怖いよぉ。可憐な少女に見えないよ。夢に見そうだよ。
- 作者: 酒見賢一,羽生生純
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/10/09
- メディア: コミック
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