小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

モラトリアム法案 亀井金融大臣押し切るが

おはようございます。 
 亀井静香金融大臣が、豪腕というか無理矢理というかモラトリアム法案を国会提出の段取りまで押し切りましたね。モラトリアム法案とは、中小企業あての融資や住宅ローン返済の返金を利息も元本も入れて3年程度景気が回復するまでは猶予しようという法案なわけですが、、、実際のところどうでしょう。
 メリットはものすごく大きくて、アメリカのリーマンショックのきっかけになったような住宅ローンを払えなかったり中小企業がどんどん倒産していったりすることを防ぐ為には一番いい方法ではあるんですが、その一方でデメリットのほうも不良債権をバブルのときのように山積みで抱え込むことになったり銀行が逆によほど大丈夫なところにしか貸さないという皮肉な事態になったりしないかという莫大に景気にとってはマイナスのもの。
 まさに諸刃の剣の法案だけに、どうなっていくのかがものすごく不安です。特に進め方が強引なだけにちょっとこれは怖いかも知れません。
鳩山首相には東アジア共同体とか韓国訪問とかも大事だけれど、このあたりについてはしっかりとビジョンを示していただきたいです。

 政府は9日、中小企業の借入金や住宅ローンの返済を猶予する制度の原案をまとめた。借り入れ元本の返済だけでなく金利の支払いを含め、最長3年猶予するのが柱。骨格は大塚耕平内閣府副大臣(金融担当)を中心にまとめ、亀井静香金融・郵政改革担当相が同日夕、了承した。政府は返済猶予制度を盛り込んだ「貸し渋り貸しはがし対策法案」(仮称)について、関係省庁との調整など詰めの作業を2週間程度で終え、26日召集の臨時国会に提出。成立すれば速やかに施行する方針だ。