「冬の蝶」 井川香四郎著 感想
少し前に読んだ時代小説の一つ。
シリーズを抱える歴史小説家として、すでに佐伯泰英や宇江佐真理・平岩弓枝などもあるのに新たに手を出してしまいました。
紹介文はこんな風な感じで書いてある、捕物帳です。
暗い世相に目を光らせ、闇に潜む悪を捕らえる北町奉行吟味方与力の藤堂逸馬は“梟”の異名で知られていた。同じ寺子屋で学んだ幼なじみの、計算が得意で神経質な八助、根っからの助平だが憎めない信三郎、性格も生活もバラバラの二人とともに、逸馬は世直しに立ち向かう。文庫書下ろし痛快連作時代小説。
三人の仲間がそれぞれの役割を果たしながら事件を解決していく様はなかなかに愉快で面白いです。あと一冊、二冊と読んでみて気にいれば、これも長いシリーズものとしておつきあいしていくことになるでしょう。
- 作者: 井川香四郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/15
- メディア: 文庫
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