ジンフィズとウィスキーのロック程度で・・
仕事が終わって、自分とこのバーに顔を出す。
新顔の女の子も来ていたのでちょっとだけ話をしてワンゲームだけダーツをする。301、綺麗に勝利。
バーテンダーくんに、お任せで一杯作ってもらう。ステアすら苦労していた彼が、そこそこにうまいジンフィズを作るようになっていた。二杯目は、ハーパーをロックで。氷を砕いて球をつくるのも、まだまだ形は歪だけれどそれなりに手早くできるようになってきていた。
人は短期間でも成長していくんだねと少し嬉しくなった。今度、売り上げがラインを越えたらみんなに何かご馳走しようと約束する。焼き肉でもいいんですかねぇ? と若いってのはかわいらしいところがある。そう思うのはこちらが年を食ったからか。
少なくとも、二杯飲んだくらいで多少の酔いがまわるくらいには年を食ったのは間違いないらしい。