「のだめカンタービレ」22巻 二ノ宮知子著 感想
長らく待ちにまっていた「のだめカンタービレ」最新刊、22巻です。
今号では、のだめがミルヒーことシュトレーゼマンの指導のもと、ロンドンでピアノ奏者として鮮烈にデビューするのですが、、、のだめがデビューして演奏するシーンでは鳥肌が立ちました。独特の奏法で、独特の解釈で、自分の世界をしっかりと音楽にすることができるのだめの才能に鳥肌が立ちました。今までも、のだめが実は天賦の才の持ち主ではと思わせるシーンはいくつかありましたが、それがここにきて一気に世界的に認知された瞬間には何かこううわーっと気持ちが高揚する感じがしました。もちろんのことながら漫画の画面上には音楽はないわけですが、あたかもそこから圧倒的な音楽が溢れ出てくるようで、素晴らしかったです。
そのぶん、割をくったのが真一くんで、今巻の彼はまさにこれぞ「振りまわされる男」そのもので、覇気はないし自信はなくすし仕事は手につかないし、あの元祖オレ様のキャラはどこにいったのかというくらいボロボロです^^
どうやら、次の巻で最終巻になるようですが、真一とのだめの恋も、二人の音楽的な成長もどちらもいい形で綺麗にまとまってくれたらなぁと思います。
- 作者: 二ノ宮知子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/08/10
- メディア: コミック
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