小説・漫画好きの感想ブログ

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広島原爆の日に色々と思う

 今日は広島に原爆が落とされた日。
 戦後もずいぶんと経って生まれた自分たちにとっては、歴史的な過去の日だが、いまでもこの日のことだけは毎年のように繰り返される当時の映像や報道、いろいろな物語で戦争があった日本というのを感じることができる日です。先日もB29エノラ・ゲイのパイロットのインタビューなどをやっていましたし、ああいうのを見ると陸続きで歴史が続いているんだと感じます。
 勿論、その時代を生きた人たちの苦しさからしたら、まだまだ全然想いが足りないだろうし、肌感覚で戦争を感じ取れたりはしていないんでしょうが、こういう日があればこそ戦争は二度としないという気持ちが高まる日で大事にしていきたい日だと思います。
 政治的なショーでも人気取りのためではなく、国政を預かる人たちにはこの日はその日にふさわしい日にして欲しいです。二年前に、安倍さんはこの日に原爆認定患者の基準を緩和すると自民党の功績をアピールしました、今回も昨日麻生首相舛添要一厚生労働省や、与謝野馨財務省の反対を押し切ったかかたちで当時被爆したすべての国民のためにと原爆認定を全面的に認める形にしました。どちらも時期的にどうしてこの時期なんだろうと思います。結果としては、それはどちらも喜ぶべきことだと思うのだけれど、今さらというか、本当に被爆した人のことを考えたらもっと早くに思います。
 また、そういうことを考えるなら、例の非核三原則は個人的意見としては絶対に堅持して欲しいし、河野外相は拒否しましたが当時の密約についてはきっちりと情報を開示して欲しいと思います。
 戦争ほど悲惨で悲しいものはありません。
 今日という日は、子供達にもしっかりと戦争の悲惨さ愚かさを伝えていって欲しいです。
 (ただ、個人的には「ほたるの墓」はそろそろもうテレビでやらないで欲しいです。いつもながらあまりにも切なくなるしサクマドロップが食べれなくなるので・・)