小説・漫画好きの感想ブログ

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ドバイ旅行記5 高級エステにいったバージュ・アル・アラブ

 のびのびになっているドバイ旅行記の続きです。
 部屋の掃除も半ばまで終わったので、ちょっとカキコミ。
 ただ、、、今回の記述の中でエステの話が出てくるのですが、当方、エステなんてここ以外に行った事がないのでここが他のエステと比較してどうなのかというような話は全くできませんし、女性でないと判断がつかないところもあります。まぁ、簡単にいうと中途半端なわけですので、そこはご容赦を。


ドバイ旅行の二日目、午前中はアラビア湾へ海水浴に。
 ただでさえ気温が高いだけに、砂浜も日本の浜辺より圧倒的に熱くサンダルをぬぐと歩けないくらい熱い。ただ、砂浜の海岸線までの距離がほとんどないので、苦しくはない。また日本のビーチのようにそのあたりにゴミや食べ物の袋が落ちていることはなく、むしろそこかしこに貝殻が埋もれていて綺麗な浜が続いていく。海も、汚れがなくあくまでエメラルドグリーンに綺麗に見える。ちょっと目をやれば、海水浴が出来るところなのに、小さな魚が泳いでいるのが見えるし、波が高いのでサーファンをしている人たちもいる。
 本当に映画に出てくるような景色だった。 
 が、海水浴という観点でいえば、ドバイはあまりお勧めできないのがよくわかった。というのも、あまりに海水温度が高いのである。自分が行ったのが6月の中旬ということで、まだ夏本番ではないというのに、それでも海水温度が高く、まるでちょっとぬるめのお風呂に入っているような感じしかしないのだ。ビールやら何やらを飲むことを考えれば、そのほうがいいのかも知れないが、普通に海水浴と考えるとこの温度はちょっといただけない。
 ちなみにいえば、当然のことながら「海の家」的なものはドバイには全くない。
 この海水浴場の横は後で出てくる「バージュ・アル・アラブ」という七つ星ホテルのプライベートビーチになっているが、それ以外はただただ海岸線があるだけである。もともとが自動販売機もそれほど見ない国なので、そのあたりにもそういうものはない。あらゆる意味で日本の海とは別物と考えた方がいいかもしれない。
 とはいえ、シーズンより早く泳げたのはなかなかに楽しかった。
 さて。
 その日の夕方に行ったのが、問題の「バージュ・アル・アラブ」という七つ星だったが、我々のここへの訪問の目的はここにあるそのホテル内にあるという世界最高級エステであった。自分はそもそもマッサージとかに行くことも少ないし、そういう七つ星ホテルのエステ、といってもピンとこなかったわけであるが、連れて行ってくれるというのを断る理由もないし世界最高のエステマッサージというのも体験しておいて損はないかとついていった。
 国道のほうから、ホテルのある小島へと向かってゲートつきの道を進む。
 聞いて驚いたのは、このホテルへと続く道は、関西空港へ行く道路と同じく完全な専用道路で、そのセキュリティは厳しく、実のところをいえばホテルのエステへ行く予約を前日までに入れておいてなおかつ身分証を添付しないことには、ホテルへと続く道なかばにして追い返されてしまうというのである。たかがホテルである。別に泊まらなくても、お茶を飲んだり、デートに使ったりするくらい別に構わないし、ふらりと泊まりに行くくらいありだろうと思うのだが、そういうホテルではないらしく(まぁ、一番狭い部屋でも一泊の最低料金が日本円にして42万円だというのだからふらりとカップルで行くようなホテルではないか)、きちんとした予約を入れないと入れないということだった。
 そんなわけで我々も橋の半ばで、にこりともしないセキュリティの人間のチェックを受けてホテルへ。
 中は、写真も載せておくが、このようなキラキラの悪趣味なくらいに金色を使ったものでしたが、豪華なのはとてもよくわかる、むしろ分かりやすすぎるくらいわかりやすい内装でした。三階建てくらいの高さの人工の瀧があって(趣味的にはヨコハマのランドマークタワービルホテルの瀧のほうが品がある)自分の趣味からすると、それが見えすぎてそんなに好みではなかったけれど、女の子とかを連れて行って話のネタにするならそれもありかというような分かりやすい作りでした。エレベーターホールを抜けて行くと、吹き抜けの喫茶店があり、そこでは一流ホテルでよくあるように生演奏をしていた。ピアノだけでなく、10人ほどの構成でやっていて、なかなかにそのあたりは良かった。
 さて。話をエステへと戻すと、そのエステはホテルのかなり上のほうの階にあり、直通のような感じではいっていく。そうすると、受付で簡単に話をしたあとで、先に軽くシャワー、スパ、そしてエステマッサージへと流れていくという風な案内を受けた。このあたりの手順がどこのエステでもあるものなのか、それともここだけのものかは分からないが、実はここのスパがなかなかに首をひねらせてくれた。
 大まかな作りとしては、それこそ日本のサウナホテルと同じのちょっと広めのジャグジーとプールの組み合わせなのだが、素晴らしい点と悪い点が一つずつ。まず素晴らしい方から行くと、そのプールからはドバイの海岸や市街地がある程度見渡せる。窓ガラス越しではあるのだけれど、露天風呂のように外が見渡せるのだ。それも、超高層からの眺めとして、お湯につかってのんびりしながら外の景色を眺めていると下界を眺めるような気分になってなかなかいいものだった。リゾートを満喫しているような気分には確実にさせてくれるし、寛いだ感じにはさせてくれる。ただ、悪いほうの事も大概なもので、自分たちがスパにいった時には先客が三組いたのだが、これが全てカップル(書き忘れたが混浴です)。しかも、明らかにどう見ても愛人関係にあるようなカップルばかり。でっぷりと百数十キログラムもあるような巨漢の中年男と、混血らしい何人かわからないけれどはっとするくらいの美貌のスタイルのよい若い女性がものすごくいちゃついてお湯の中で戯れていたのだった。これが本当に絵に描いたように綺麗すぎる女の子たちで思わず笑ってしまいました。何を、あるいはナニをしているのでしょうか? とツッコミたくなるくらいに肌を密着させてそれぞれの世界にひたりきっている。もちろん、外国人だし日本人のような慎みを求めるわけではないのだけれど、そこかしこでそういう密着ぶりを見せられると、ちょっと誰か女の子ときたほうが良かったかなぁと思わずにはいられませんでした。 
 尤も、そうなると自分もダイエットしなくては、外人にはこれまた愛人と旅行でもしているのかと思われるかも知れないわけですがね。
 さて、そうこうしてスパからあがって寝椅子でくつろいでいると、スタッフが質問シートのようなものをもってきて、びっしりとアンケートのようなものが書かれたのを渡してきた。よく読んでみると健康上の注意事項があるかとか、マッサージやアンチエイジングやデトックスなどでやって欲しいのはどれとどれか、ストレスは日頃どれくらい感じているかとか、マッサージして欲しい部位はどうかなどことこまかに質問が書いてあった。もし日本のエステでもあんなのがあるのなら、女性というのはそこまで面倒なことを毎回やっているのかと感心するくらいだった。
 自分はそういうのははじめてだったので、一応全部の項目をやってもらうことにしたのだが、そうするとマッサージから始まって、ストレッチのようなもの、顔のマッサージ、リンパマッサージなどひたすらいろいろなことをしては香油を塗られたりと60分ほどの中でかなりのことをやっていた。最初は痛いのだろうかどうだろうかと半分こわごわだったのだが、結論からいえばそのテクニックはやはり一流で痛みを感じることは一度もなく、窓の外を見ているうちにいつの間にか寝てしまっていた。なので詳細が書けないわけだが、それでいて、のちのち数日先まで「顔がつやつやになりましたねぇ」とあう人あう人にいわれるような顔になっていたところを見るとものすごく効果があったのだろう。
 マッサージが終わって、待ち合い師のようなところまで戻っていると、スタッフが気をきかせてかメニューの一環なのか飲み物をもってきてくれた。これました、かなり高そうな金装飾を大量にほどこしたお茶入れにカップだったが、自分のぶんは何故か中身が日本茶でした。紅茶かコーヒーでよかったのになぁと思いつつ、飲み干して終了。
 自分にとってははじめてのエステ体験だっが、独特の雰囲気とマッサージはなかなかのものだったし、こういうのなら女性が行きたがるのもわかるかな、たまには奥さんとかにプレゼントしてあげたらよろこぶだろうなというのもよくわかった経験だった。
 ちなみに、ここのエステマッサージ、男性はエステとはいってもマッサージがメインなのでドバイにしては安いらしく(女性はめっちゃ高いらしい)、60分で2万8000円とのこと。本当の普通のメンズエステのようなさまざまなことをすると10万円くらいだったようで、、、自腹では厳しすぎる値段ではある。
  
 ただし、このホテルで一番高いなと思ったのはロビーのそばの最初のほうに出て来た喫茶店。普通のコーヒー一杯が6000円、小さいショートケーキが6000円だったようです。自分たちがエステしている間に添乗員さんが下でお茶を飲んでいたらしくあとで報告してくれたんですが、、、1万2000円のケーキセットはなかなかに行き過ぎな気がするがどうだろう?
 自分なら1万2000円出すならあと3000円出して、メイドさんを一ヶ月雇うだろう。