小説・漫画好きの感想ブログ

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栗本薫センセイのこと、グイン・サーガのこと

 帰宅して、某所の掲示板でもお悔やみを書いてきましたが、本当にもう、ただただ残念です。
 数日前に、テレビアニメ版の8話を見て、昔の文庫を取り出したりしてきて「あぁ、確かにこんななこと話していたよ。えらく伏線になっているなぁ」などと無邪気に喜んでいたのが、わずか数日も経ずしてこんなことになろうとは。。本当に、ただただ残念でなりません。思えば、今までグインのアニメ化にはかなり反対だった栗本先生がアニメ化にゴーを出したのも、ひょっとしたら心のどこかでこの日がそう遠くないことを予期していたのかも知れません。そして、そう思うとさらに哀しくてなりません。
 ハヤカワ文庫さんからは、6月刊行予定だった「遠いうねり」以下あと数巻はストックが出るのでしょうが、結果的には、グイン・サーガは未完のままで終ってしまいましたし、グインの、イシュトヴァーンの、リンダの、マリウスの、或はスーティの彼らの行く末を読むことはもう出来ないんだなと思うととても寂しいです。もちろん、一番寂しくて悔しくて心残りなのは栗本先生本人だとわかってはいるんですが、本当に残念でなりません。
 追悼の意を込めて、グイン・サーガをいずれもう一度全部読み返したり、栗本先生の他の作品(例えば伊集院大介シリーズだったり、終わりのないラブソングシリーズだったり、魔界水滸伝シリーズだったり)も読み返していきたいと思いますが、しばらくはちょっと哀し過ぎて言葉がでないし手にとれないかも知れません。 
 栗本薫先生のご冥福を本当に心からお祈りします。