小説・漫画好きの感想ブログ

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中国の黒河市、犬殺令・・ってそんなのアリ?

 中国の黒河市っていうところでの話なんですが、市内全域を犬禁止地区として野良犬はもちろん、飼い犬もすべて処分するという法令がいきなり出されたそうです。飼い犬も全て、ってことは今ペットとして各家庭で飼われているものも全てということで、見つかり次第殺されるというわけで、、、イギリス人でなくとも普通の感覚からすると動物虐待にもほどがある気がします。
 しかも、、、殺害方法はガス室に送るとかではなく、撲殺。「打狗隊」というグループが撲殺するのだとか、、、背景にはいろいろなことが憶測されますが、妥当な理由ってあるんでしょうかね。まぁ、それぞれの国の感性だし、犬を食べたりもする国ですから、感覚が違うのでしょうが、ちょっとドン引きしちゃいました。
 

 この都市は中国の東北部にあり、ロシアと国境を接する黒竜江省の黒河市。古くから犬を飼う習慣があるため、これまでに観光客や小中学生が犬にかまれた事件は時折あったが、野犬はともかく、当局が「飼い犬」を問題視することはとくになかった。今回は何の前触れもなく「犬のない町」を目指すことを宣言、市政府の男性職員らで構成し、犬を撲殺する「打狗(狗は中国語で犬のこと)隊」は今月中にも市内でパトロールを開始するという。
 多くの市民は戸惑い、農村部に親戚(しんせき)がある家は慌てて犬を避難させるなど混乱した。ある年配の女性は「子供はみんな遠くへ出稼ぎに行ったので、唯一の家族の犬がいなければ生きていけない」と、規定撤廃を地元メディアに訴えている。
 インターネットの書き込みでは現地政府を「独裁者」「ナチス」などとする批判が殺到する一方、この規定が突然発表された背景について多くの憶測が寄せられた。「市が観光都市の認定を国に申請したためだ。犬を一掃すれば認可が下りやすくなる」という説のほか、「市の指導者が最近、川の近くで犬にかまれた個人的な恨みからだ」との未確認情報も寄せられた。