小説・漫画好きの感想ブログ

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いよいよサイコミュですか? ガンダム的な世界も間近に

 下記のニュース。
 真面目に応用を考えるならば、義手や義足などに効果を発揮しそうです。簡単にいってしまえば、新しいテクノロジーを使って、脳が意識したことをキーボードや視線入力等のなんらかの入力システムを使わずとも、頭に思い浮かべるだけでその通りの動きをロボットがトレースするという実験が成功したという話なんですけれど、、いやはや科学の進歩というのは凄いものですね。
 でも、ちょっと気になるのはこれが実用化されて汎用化されたあとのこと。
 攻殻機動隊ばりの全身サイボーグ化まではさておくとして、いわゆる義手がこの技術で格段の進歩を遂げた後の世界においての仮定なのですが、、、そういう時に問題が起きないかと。ほら、人間って日常生活の中でも頭の中でも思うけれど、実際にはやらないことってあるじゃないですか。例えば、ものすごく嫌いな上司やらむかつく相手が目の前にいて、現実には手をださないけれどぶん殴りたくて仕方なくて頭の中では殴ってしまうみたいなことあるじゃないですか。自分なんかはあんまりありませんが、学校とかで妄想の世界では授業中に授業をボイコットしてどこかにいきたくなるときとかあるじゃないですか。そういう時に、この機械は正しく反応するのでしょうか?
 頭の中だけの予定だったのが、脳が思っただけで手が出てしまう、とかがあったりしたらとんでもない賛辞になるかも知れず、、といらない事を考えてしまいました。普通に考えれば、身障者の人やお年寄りの方なんかには有り難い発明になりそうですけれどね〜。

ホンダは31日、島津製作所(7701.T: 株価, ニュース, レポート)などと共同で、人間が脳の中で動作を思い浮かべるだけでロボットを操作できる技術を開発したと発表した。基礎研究段階だが、将来は家事の手伝いや福祉などに活用できる可能性がある。
 まずは人間がセンサーのついたヘルメットを装着。右手を動かそうと考えると、センサーが脳の血流と頭皮の電流の変化を計測し、二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」に解析データを伝達する。ロボットは命令を受け取ると、あらかじめプログラムされたとおりに右手を振る。
 今のところ右手のほか、左手、足、舌の4つの部位の動作に対応。人間が左手を動かそうと考えるとロボットは左手を振り、足を動かそうと考えると駆け足をし、舌を動かそうと考えると口の前に手をかざす。人間が脳の中で動作を思い浮かべてからロボットが動くまで7秒程度かかるが、正答率は90%以上を達成しているという。