小説・漫画好きの感想ブログ

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「ヴンダーカンマー 兵器局非常識器材武関連開発室」1巻 西川魯介著

 第二次世界大戦当時のナチスドイツ軍のを扱ったミリタリー漫画です。
 絶海の孤島にあるドイツ軍の秘密研究所では日夜戦線を有利に運ぶ為の秘密兵器が開発されていた。そこに新たに配属となった青年将校は、島で行われている実験の成果と新たな謎、そして普通に機能しているサイボーグ達に愕然とするのだった、、、というようなあらすじになるわけですが、、、
 実際のところは、普通の武器開発局のお話ではなくてャグテイストとオカルト的(クトゥルー的?)なものがかなりをしめる漫画です。荒唐無稽、無茶な設定、絵柄があいまってちょっと他ではない漫画です。

 追記:ちなみに、ヴンダーカンマーとはドイツ語の直訳では「不思議の部屋」となりますが、実際の意味は初期の博物館のことを指します。17世紀前後にヨーロッパで盛んに造られたもので、そこにはいわゆる美術品、貴重品の他に、一角獣の角、人相の浮かび上がった石など奇妙で怪しげな品々が膨大に陳列されていたといいますから、博物館と秘宝館やパラダイスが合体したようなものだったのでしょうね。実にこの漫画の内容にあっています。

ヴンダーカンマー (1) (リュウコミックス)

ヴンダーカンマー (1) (リュウコミックス)