オウム真理教 地下鉄サリン事件から14年
麻原彰晃ひきいるオウム真理教(現在は「アレフ」や「ひかりの輪」)による東京地下鉄サリン事件から今日でちょうど14年が経つようです。もう14年か、というのが正直な感想ですが、あの事件の後始末としては、今月ようやくと麻原被告の死刑が確定したのと、被害者救済のための国からの見舞金(給付金)がようやく半分の被害者のもとに届いたという程度のことでしかないと聞くと、あまりの解決の遅さと被害の大きさに改めて驚きます。
今朝のニュース映像で、埼玉県上九一色村のサティアンへの突入シーンなどが流れていましたが、あれから14年もたつのですね。
こんなことを書くと一部の方には怒られちゃうのかも知れませんけれど、自分はその時には兵庫県にいたので、ちょうど阪神大震災のあとの復興どころか焼け野原になった街やいたるところで家が潰れているような景色の中にいたので、この事件についてのリアルな感触というのがあまりないだけに、いつもニュースであれから○年とか、事件を振り返るニュースが流れるときでないと折に触れてこのことを思い出すという事がないのです。
より強い衝撃のために他の印象がまるでないというか、まるで違う国の歴史の出来事のように感じてしまうのです。しかし、もちろんのことながらこの事件は日本の首都で起こったことで、凄い出来事だったわけで、それなのに14年たってもいまだそれについての総括や対策がきちんと解決していないということにあらためて驚きます。