小説・漫画好きの感想ブログ

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「さよなら絶望先生」第十六集 久米田康治著

 しばらく前に読んでいたんですが、すっかりと紹介を忘れていました。
 最近は本を読むペースがあまりにも遅いし、読書量が激減しているのですが、それでもとりこぼしするものなんですね。書くつもりでネタを忘れる。そんな自分の記憶力の悪さに絶望です。
 実際問題、最近ではその「うっかり」「もの忘れ」ぶりが以前よりもひどくなってきたので、会社でもそうですが「俺は間違いなく抜ける。間違いなく忘れる。だから、細かいこととかチェックは頼む。持ち物、記入、書類とかは再確認の方向で。実務生活の能力は期待しないでくれ。全部任せるから」といった事を言ってます。ずぼらと言えばそれまでなんですけれど、こうやって認めてしまうと楽なんです。←そういってると余計に治らないという話もあるんですけれどね^^
さて。
 それはそれとして、さよなら絶望先生。もう16巻です。永遠のマンネリ世界にきっちりはまっています。でも、そのマンネリ具合がここちいいですね。女子のキャラクターが完璧に出来上がっているので、それぞれのキャラがそれぞれのネタにどんなリアクションを取るかも予測できるし、オチへの流れさえ予測しつくせるくらいです。でも、それがまた心地いいというかなんというか。「パタリロ!」とかと同じお約束の安心感があります。
 ただ、強いて言えば政治的な風刺ネタのパワーがちょっと落ち気味でしょうか。それ以外は特につっこむべきところもなし。前は当時の石破防衛大臣をいじったりよくしていたんですけれどね〜。今回の中では海外からの工作員ネタがありましたが、それもすごくソフトだし、久米田さんの持ち味の一つはとんでもなくブラックに突っ込むことも出来るところだと思うので、次巻ではそのあたりを期待です。

さよなら絶望先生(16) (少年マガジンコミックス)

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