「ドゥームズディ・ブック」(上) コニー・ウィリス

　最近本を読むペースががた減りで本屋さんにさえ殆ど顔を出せていないという自分にとっては珍しい状況。週に本が二冊ほどに漫画が一冊というありえないスローペース。もうちょっと自分に投資する時間がいります。
　さて。
　「ドゥームズディ・ブック」つなさんにお勧めいただいて読み始めましたが、面白い。いろいろな文学賞にはアタリハズレがあるもののヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞の三冠王受賞は伊達ではないです。まだ全部読めてませんがなかなか面白いです。2054年、タイムトラベルが可能となった世界で、14世紀のオックスフォードに一人の女子大生が史学研究のために過去渡航する。もちろん、パラドックスや時空の混乱を避ける為に、過去の人間には内緒での偽装工作をしての渡航だったが、そこでトラブルが発生。21世紀側でも謎の疫病が発生とパニックの中にあっての物語で、楽しませていただきました。
　現時点では、準主役のダンワーシー教授が「お父さんは心配性」岡田あーみん著、のお父さんみたいにひたすら女子学生の行方を気にして心配しすぎなくらい心配していて、状況がかなり深刻なのについ笑っちゃっています。

ドゥームズデイ・ブック(上) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-4) (ハヤカワ文庫SF)