小説・漫画好きの感想ブログ

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プロ野球 15秒投球ルールに疑問

 この2009年のシーズンから、プロ野球では新しいルールが追加される。
 どんなルールかというと、ピッチャーがキャッチャーから球を受け取ったら、15秒以内に投球動作に入らないと自動的にボールカウントが一つ増えるというルールだ。時間短縮を目指しての導入ということだし、その根っこのところにナイターでの証明の二酸化炭素排出量の削減が狙いにあるといわれると反論しにくいところもあるのだが、、、正直いってやっぱり疑問符がつきます。
 サッカーのスピーディーさもいいけれど、野球はやっぱりスピードそのものよりも、投手と打者のマウンドとバッターボックス間での無言の駆け引きや、睨み合い、無言の対峙のうちでのボルテージの高まりなど、スピードはないけれど盛り上がるポイントが確実にその無言の十数秒にあると思うんですよ。高校野球みたいにぽんぽん投げて打ちこんで、というのはちょっと面白みにかけると思うんです。すぐに投げずに向かい合って首をふって、気持ちの高まりとともに投げ込む渾身の球、そういうのをこそむしろ見たいんですよね〜。
 そういうのってひょっとしたら少数派意見になりつつあるのかも知れないけれど、昔からの阪神タイガースファンとしてプロ野球を愛してきたものとしては今回の改正はちょっと納得いかないです。

【阪神2—5日本ハム】阪神の藤川がいきなり15秒ルールに引っ掛かった。日本ハムとの練習試合。2回1死走者なしで打席にはボッツ。この回から登板した阪神の藤川がカウント0—2から3球目を投じる前だった。
 球を受け取って15秒以内に投球動作に入らなかったとして二塁塁審が球審にアピール。スコアボードに三つ目のボールが点灯した。
 次の球もボールでボッツは四球に。二塁塁審の小林審判員は「今のルールでは仕方ない」。藤川は「審判の方もかわいそう。ルールを連盟の方に言われて持ってきている。やっていく中でいろいろ出てくるが、今は気にしていない」と大人の対応を見せた。
 今季から試合時間短縮を目的に導入される15秒ルール。真弓監督は「決められたことなので、ちゃんとできるようにしていかなくちゃいけないけど、シーズンに入って試合になったらどうなのかな」と不安を口にする。木戸ヘッドコーチも「伝統のスポーツでルールを変えていいのか」と疑問を呈した。

追記:このルールに対しては、ダルビッシュをはじめとして何人かのWBC出場予定選手はサポタージュを宣言しているとか。さっきニュースで知りました。もうすぐ球春なんですが、こういうしっくりこない事は早めに処理して欲しいものです。