小説・漫画好きの感想ブログ

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派遣打ち切り 派遣切りもわかるけれど・・・求人が集まらない

 今日、新しい求人募集のことでかねてからよく使っている広告代理店の人と話をしていたんだけれど、、、その広告代理店の経営者の人がいうには、この不況なのに、ちっとも求人応募がないらしい。どこの起業やお店、個人商店や工場なんかも募集をお金をかけてうっているのに全然人が集まらないらしい。
 かねてから自分がここのブログでも書いている通りだ。うちも、昨年たぶんのべ数百万円の求人広告費をネット・携帯・紙媒体のアルバイト雑誌や転職情報誌などにうったけれども、全然人は集まらなかった。問い合わせすら指折り数えられるくらいしかこなかった。よっぽど掲載の方法やアプローチの仕方がまずいのかと対策を取ったが、月にのべ数千件の求人広告を扱う広告代理店の人がいうには、どこの媒体も店も同じような状況に陥っているらしい。
 ちゃんとした正社員を希望する人がいない。
 人と接する、接客や営業は誰も見向きもしない。
 週休二日以下の求人はアルバイトも正社員もよりつかない。
 人気があるのは、高時給、出勤スタイルの自由な職場、人とあわずにすむ職場、らしい。それ以外はどこも嫌がるし、これだけ派遣の話が問題になっているのに長期の正社員希望は減る一方だそうだ。みんな、仕事はいくらでもあるのに働かない、という現状に頭を抱えているという。こうした事実と世の中のあの仕事がないという世界は本当に同一の世界なんだろうかと不思議になる。
 働きながら、キャリアアップしていく、スキルアップしていく、日々の労働の対価としての給与をもらって自己実現していく、そういうことをせずに、格差社会だ我々は不当に扱われているというようなことだけ声高に叫ぶ社会が正しいのかと疑問に思う。こういうことを言うと、また叩かれるかも知れないが、でもやっぱり何かがおかしくて、企業だけが悪いなんてことはありえないと思う。
 各社のニュースキャスターは古館伊知郎をはじめとして、政府が弱い、企業が悪いとばかり言うけれど、そういう問題だけなんだろうかと思う。日比谷公園の派遣村は、国の被害者とだけ言っていいのだろうか。と思うんだけれどどうだろうか。
 もちろん、政府が打ち出した社員採用をする会社への助成金というシステムがひたすらわかりづらかったり要件を満たせるのはよほどの大企業だけだとかそういう制度上の問題はあるけれど、クレーマー的な人が増えすぎている気がします。あくまで個人的な印象だけれど。
 
 一番今日ショックだったのは、広告媒体での、各年代層への就職意識アンケートでは、女子高生の「希望職種ナンバーワン」がキャバクラ嬢だったという話。色町の話でないですよ、全国的なアンケートでですよ。モラルもへったくれもあったもんじゃありません。勤労意欲だとか。。。なんか年寄りの愚痴みたいで嫌なんだけれど、かなりショックなニュースです。