小説・漫画好きの感想ブログ

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「鋼の錬金術師」21巻 荒川弘著

 「もやしもん」7巻や「大奥」4巻など漫画の新刊ラッシュにはいってきた年末攻勢の第一弾がこれ、ハガレンこと「鋼の錬金術師」の最新刊です。息の長い漫画になってきて、、もう5年くらい連載しているのかな?
 さて。
 この21巻からは巻頭の作者の言葉にあるように「完結編」的なものの始まり。
 「約束の日」を直前に控えて、各勢力が中央へと進んでいきます。主人公のアルフォンスも、父親ホーエンハイムも、グリードも、軍部も全てが動き始めました。ここまで来たら、もはや後にはひくことができない状況になってきて、流血の最終決戦のときが刻々と近づいて来ています。
 今回も、敵方に身体を乗っ取られたエドがアルと戦うシーンがあります。
 長かった物語も収束へと向かう中でこうした戦いではちょっと気を抜くと一人また一人と味方が減っていくので目が離せません。  
 この漫画、そうしたバトルものの盛り上がりの裏で、将軍達の駆け引きなど大人が読んでも物語として楽しめるようになっているのが嬉しいところです。あと3巻か4巻あたりで最終巻となると思いますが、目を離さずおっかけていきたいと思います。

鋼の錬金術師 21 (ガンガンコミックス)

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