小説・漫画好きの感想ブログ

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「荒川アンダー ザ ブリッジ」8巻 中村光著

 今年は「聖☆おにいさん」の各賞総なめで大ブレイクで話題となった中村光さんのもう一つの連載作品「荒川アンダー ザ ブリッジ」の最新刊です。
 今号はギャグ漫画的な展開オンリーで、新しい謎解きやネタばらしはなしに、荒川河川敷のいつもの面々の面白い日常がいつものハイテンションで描かれています。本のキャッチコピーの「電波咲き乱れる花園」という文句がそのまま内容を現している一巻でした。
 キャラクターもこなれてきて、いい意味でマンネリになってきたような気がします。最初の数巻は痛々しいキャラのオンパレードでちょっとハマれなかったんですが、この巻あたりまでくるとどのキャラクターにも愛着が湧いて来ます。個人的には、シスター(シスターといいつつ傭兵上がりのごつい男なんだけれど)が一番のお気にいりです。

 漫画といえば、今月のダヴィンチでは、「僕の小規模な生活」の福満しげゆきと、「ひまわりっ」の東村アキコカラスヤサトシの対談が載っていたが、自分の私生活をネタにした漫画家さんたちの話はけっこう面白かったし、「ひまわりっ」が自伝的な話でお父さんたちがあのまんまだという事実にビックリしたりでした。