小説・漫画好きの感想ブログ

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GMとクライスラーの合併

もう皆さんご存知かと思いますが、アメリカのビッグ3のうちの二つ、GMとクライスラーが合併することが決定しました。日本車、というか主にトヨタに押されまくっていたアメリカ最大手の車会社が倒産直前に合併して、対抗する。図式だけみると他の業界でもよくあることのようですが、これがアメリカ人の気持ちに与える影響は計り知れません。日本のお米が海外からの輸入に押されまくってだんだんなくなっていくとしたら、日本人がどんな気持ちになるか、というのに近いかも知れません。ただ、イギリスのジャガーが、インドのタタに買収された時にイギリスで大きな話題にならなかったとこを見ると、そんな思い入れも日本人の勝手な思い込みに過ぎないのかも知れませんが、ちょっとだけよその国のことながら、心配になったりします。
 ほどよく勝つ、というのはなかなか難しいものですね。ビジネスの場合では特にそのようです。
 ま、でも、こうなったらこうなったで自分が望むのは、かの国のこの合併新会社には新しい強力な環境対策車を出して欲しいという事です。競争に精一杯のときはかけられなかった費用をどんどんつぎ込んで、環境対策車を出していくのが生き残る最大の武器になると思うのです。トヨタのプリウスが今回のモデルチェンジで家庭用電源からの充電装置を積まなかったのは最大の失敗ですので、ここを突く事をおすすめします。
 (いや、心情的には日本車にその道のトップを走っては欲しいんですけれど、あんまりにも一国の基幹産業があっけなく崩壊するのは経済的にもよろしくないかと。。。)

米国のGM(ゼネラルモーターズ)とクライスラーグループが合併で合意し、今週末までに発表する段取りとなった。ほぼ100年にわたって続いた米ビッグ3体制は、合併会社とフォードモーターの「ビッグ2」に再編される。
クライスラーの筆頭株主である米投資ファンド、サーベラス・キャピタル・マネジメントがクライスラーの自動車事業をGMに売却。また、サーベラスは同社が51%、GMが49%を保有するGM系の金融会社GMACの全株式を取得する。