「バーテンダー」12巻 城アラキ著
バー、というと世間では今、麻生太郎総理とニコイチ、ワンセットで連想されるてしまうんでしょうけれど、本当に美味しいカクテルやお酒を飲ませてくれる雰囲気のあるバーは貴重なものだし、素晴らしいものなんですよね。だから、ちょっと前の記事にも書きましたが、個人的には麻生首相(麻生首相っていったり麻生総理っていったり自分でも表記に落ち着きがないなぁと思うんですが、、、これ、どっちに絞るべきなんでしょうね)が毎日バー通いしても、個人的には許してしまうんですよ。あの楽しさというか満ち足りた時間と空間を楽しむのを、自分のおこづかいの中で行っているんだったらそれはそれで許してあげようよと。
まぁ、それはさておき、紹介と感想。
この本はバーテンダーというタイトル通り、バーテンダーが主人公です。佐々倉溜という人物がそれなんですが、絵に描いたような理想的なバーテンダーで、欲を言えばもう少しぴりっとクールな雰囲気があってもいいんですが、そうすると話が転ばないので小説や漫画的制約の中では一番理想的なバーテンダーです。腕がよく、味がいいのは当然ながら、その酒についての蘊蓄や、客との間の取り方、心遣いが漫画ですがとても心地よくて、これを読むたびにちょっとバーに寄りたいなと思わせる一冊です。
物語の舞台が、今までの普通のお店からホテルの中にあるバーに変更に変更になったのですが、それがこれからの物語にどんな影響を与えるのか先が楽しみです。
個人的な嗜好が影響しているかも知れませんが、同じ作者のワインを題材にした「ソムリエール」より面白いと思います(本当にこれは嗜好の問題かも知れません。「神の雫」とかもイマイチなのはワインがそんなに好きではないのが必ず影響しているかと思いますので)。
- 作者: 長友健篩,城アラキ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/10/03
- メディア: コミック
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追記:そろそろブッカーズ、お取り寄せしてでも飲もうかな。