小説・漫画好きの感想ブログ

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「よんでますよ、アザゼルさん」1巻 久保保久著

 普段はごく普通の探偵、芥辺。
 しかしてその実態は、悪魔と契約し悪魔を使役する魔界探偵であった。なんていうと、そこそこにホラーやオカルトが入り交じったようなかっこいい系統のものを思い浮かべるかも知れないけれど、実は次期ブレイク待ちのギャグ漫画です。
 設定はさきに書いた通りに、芥辺という探偵が魔法陣とグリモアとよばれる悪魔一冊一冊に対応する魔導書を手に、個性的な能力をもつ悪魔達を使役するというもので、彼の他には何体かの悪魔と、助手のさくまさんという女性が登場します。面白いのは、悪魔は本来はかなり強力な能力をもっているのにも関わらず、芥辺の対魔物用結界の中に呼び出されるために三頭身程度のギャグキャラのような状態でこちらに召喚されることと、その呼び出された彼らの性格がまさに小悪魔といった感じでドタバタコメディのようなキャラになってしまうこと。
 圧倒的に強い芥辺は、悪魔の呪いなんてものともせず活動しますが、助手のさくまさんはときおり悪魔とのつきあいを間違えて違う生き物に変えられそうになったりなかなか大変な日常を送って行きます。
 まぁ、ギャグ漫画なんであとは読んでのお楽しみなんですが、次にブレイクしそうな気配の漫画です。

よんでますよ、アザゼルさん。(1) (イブニングKC)

よんでますよ、アザゼルさん。(1) (イブニングKC)