小説・漫画好きの感想ブログ

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「鉄腕バーディー」11巻 ゆうきまさみ著

 バーディー、20巻までの折り返しに入りました。 
 今回のバーディーは、水中戦が得意な機会人形のオンディーヌと水没病院(まさに水没病院で病院施設の半分が水中に没した廃棄病院を利用した秘密研究所)でのバトルに没頭です。主人公の千川つとむの姉が、この病院で氷川ケミストリの薬物実験の対象になっているという情報を得たバーディーが単独突入をかけるのですが、バーディーの持ち味でもある肉弾戦闘がたっぷりと見られます。ギャグの部分や、総合SFの部分もありますがバーディーの魅力の一つは間違いなくこの豪快な戦闘シーンなので、今回はそれをたっぷりと堪能しました。
 もちろん、物語のほうも、薬で獣人を作ろうとしている氷川グループと、自衛隊の強化を図っているグループの中での対立がいよいよ表立って戦闘に入り、宇宙人グループをよそ目に激しくやりあったりと事態も激しく混沌としてきました(アメリカの強化兵たちは一体どこで再登場するのでしょう?)。
 次の巻がとても楽しみです。
 

鉄腕バーディー 11 (ヤングサンデーコミックス)

鉄腕バーディー 11 (ヤングサンデーコミックス)


 
 追記:スピリッツに、ヤングサンデー廃刊のあおりで「鉄腕バーディー」もうつっちゃったんで10巻以上先の話を毎週読んじゃうことになったのでこのバーディーは早く追いつかないとまずくなっちゃいました。「とめはね!」とかの移籍は嬉しいんですけれどね〜。