小説・漫画好きの感想ブログ

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北朝鮮の金総書記のこと

 北朝鮮の金正日が重体なのではというニュース、まんざらガセネタでもないようで、気がかりになってきました。日本の首相は、いまのこのていたらくを見ていてもわかるように安倍晋三がやろうが福田首相がやろうが、麻生さんがやろうが、実際のところそれほど劇的な変化は自民党政権である限りかわらない、いってみればトップが本当の意味での権力を掌握していないから別にまぁかまわないんだけれど、北朝鮮の場合、すべてがこの金さん一族にかかっているから事態は余談を許さない。極端な話、自分の体を考えて最後の最後にとんでもないことをやらかすかも知れない懸念が、百万分の一の確率でも絶えずある政権(具体的には南への侵攻だとか、日本へのミサイル発射とかね)だけにややこしい。穏便になくなったとしても、次の後継者は誰かというところで権力闘争でも起こったらかなりやばい。
 穏当にいけば、かつて日本のディズニーランド見物にきて捕まっちゃったあの人になるんだろうけれど、まだ二人ほど有力なのもいるし、側近同士の争いなんてのもまだ現実にある国だから予断を許さない。六カ国協議も拉致問題も、それこそまた一から白紙からやり直しということが十二分にありうる事態になってきました。次の総書記がいきなり対話路線になってくれればいいんだけれど、その期待は前の権力委譲のときに全くそういうベクトルを示さなかったから期待しない方がいいしね。
 しかし、北朝鮮の金総書記の容態について、韓国、中国、アメリカは以下のニュースのようにあれこれ独自のソース源からの情報が報道で出るのに日本はどうして出ないんでしょうか。本当にパイプがないのか、それとも新聞関係には箝口令が敷かれているのか。それにしても、アメリカの報道によれば、とか、中国からの報道によれば、韓国からの報道によれば、、なんていうのを聞いてると悲しくなってきます。

<北朝鮮>金総書記の身辺異常「ほぼ確実」 韓国、緊急会議
 【ソウル中島哲夫、ワシントン小松健一】北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の健康悪化情報が次々に流れている状況を受けて、韓国の李明博(イミョンバク)大統領は10日朝、各部門の首席秘書官を集めて緊急会議を開いた。聯合ニュースは韓国政府高官の話として、金総書記の身辺に異常があったのは「ほぼ確実」だと報じた。
 北朝鮮建国60周年の9日、金総書記の閲兵式欠席が確認されたのを機に、韓国では同日夜から総書記の重病説が乱れ飛んでいる。
 朝鮮日報などによると、金総書記が8月22日に健康悪化で倒れた▽中国の医師5人が訪朝▽仏、独の医師団も平壌入り――といった未確認情報がある。
 ニュース専門テレビYTNは10日朝、金総書記の病状が深刻だと中国当局者らから聞いたという北京の消息筋の証言を伝えた。中国当局は8日に平壌から戻った医師らから金総書記の病状を聴取したとしている。