小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

農水省と三笠フーズは情報開示を

 大問題の事故米を食品用に転売していた三笠フーズの事件。
 最初の発表が金曜日だったというのに、今日に至るまで真相や、とりあえず最優先で出されると誰もが思っていた「どの食品に毒入りの米は混入されていたのか?」という情報が今もって出されていない。食べたら死ぬ可能性もあるというのに、メタミドホスが、カビが、残留農薬が危険レベルであるからこそ事故米とされて転用が禁止されていたものが加工食品として出回っているというこの危険な状況を前に、どれに入っているかが、事件発覚から三日もたつのにまだ明らかにされていないというのがわけがわからない。
 それも、調査しているが全くわからないというならまだしも、犯人であるところの三笠フーズが取引先に迷惑がかかるなどの詭弁を使って明らかにしていないのと、農林水産省が「被害は限定的」だとして、わずかに「九州地方のメーカーや工場が生産した、焼酎、せんべい、和菓子などの米菓」としか発表していないという無茶苦茶な話なんだから怒りが収まらない。被害が限定的などというが、じゃあ何千人以上の人が被害を受ける可能性があったら「非限定的」なんだろう。一人でも死ぬ可能性がある人間がいるなら、そもそものおおもとはたとえ工業用として販売したとしても農水省が仕入れた米でしょうに、情報を隠匿しようとする姿勢が本当に腹立たしいし納得ができない。今までも官僚のやることについては、腹がたつことが多かったし、国民のことなんて考えてないと思わせることがたくさんあったがこれは本当に度を越している。
 しかも、一部のインタビューには、土曜・日曜なので公的にはお休みなので、、と答えた職員もいたとか。ふざけるのも大概にしろよなと言いたい。公務員にも当然休む権利はある、それを否定はしない、でもこんな大問題があったら民間企業なら徹夜明けでも全員駆り出されるし、絶対即時調査が入るはず。また、こういう事態なんだから農水省が動かなくても警察でもなんでも超法規的措置で動いて調べろよ、と思う。