小説・漫画好きの感想ブログ

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「聖闘士星矢EPISODE・G」15巻 車田正美・岡田芽武著

  ゴールドセイントの外伝の15巻です。ティターンズとの戦いも、いよいよ大詰めになってきました。 
 なんだかゴールドセイントの中でも活躍の機会が多々あった人(主人公の獅子座のアイオリアはもちろんのこと、乙女座のシャカ、山羊座のシュラなど)とそうでなかった人がハッキリ別れてしまった感がありますが、ティターン十二神の中で、ゼウスと裏切った神の正体も分かったし、クロノス対アテネの戦いの裏側も分かってきたしで、、、大筋のストーリーは進んできました。
 が、肝心の戦闘シーンが今回はちょっとトーンダウンでした。戦闘シーンが今後はちょっと減っていくのかな。車田さん的には話の主題は、クロノス篇のあとのガイア篇のほうにメインが移っていっているのでしょうか、案外ティターンの神々と眷属はあっけなく片付いてしまいそうです。
 ところで、雷が神殺しの道具であるというテーゼは、世界各地の神話でも雷の神様がけっこう特別な意味をもっていたりすることなどは、民族的額なアプローチからしても結構面白いテーマだったりするので参考文献とかあったらちょっと色々読んでみたいなと思いました。