小説・漫画好きの感想ブログ

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「荒川アンダー ザ ブリッジ」1巻 中村光著

 本年235冊目です。
 ネットが繋がるうちにと、怒濤の更新です^^

 さて。「荒川アンダー ザ ブリッジ」は、「聖☆おにいさん」でおなじみの中村光さんの作品ですでに7巻くらいまで出ています(ただし連載誌である「ヤングガンガン」とか読んでいないので完結しているのかまだまだ驀進中かが分からないです)。もちろん、「聖☆おにいさん」ではまったので、他の中村光作品を読んでみようと買って来たわけです。
 設定は、一大コンツェルンの次期総帥である市ノ宮行と、荒川の河川敷に住む自称・金星人のホームレス少女、ニノとのラブコメディ。人からは借りを作らず、作ってそれを返せないと喘息におちいってしまうという体質の主人公が、川で溺れかかって少女に助けられたところ、彼女の要求が「恋をさせてくれ」というもので、なりゆきでそのまま河川敷に住むことになった主人公の話なんですが、、、自称・金星人という設定からしてかなり電波系の女の子が主人公だし、この荒川の橋のたもとには、自称・河童(キグルミばればれ)や、自称・星の人や、シスターとは名ばかりの傭兵みたいな人も住んでいたりと、どちらかというとラブコメディというよりは不条理ギャグな漫画でした。
 作風としては、どうしても「聖☆おにいさん」に繋がらず、むしろ先日まで週間少年ジャンプに連載していた(打ち切られちゃいました)「ぼくのわたしの勇者学」に近いような感じでした。
 ので、個人的にはどうにも微妙。
 次巻以降は買うかどうかかなり悩むところで、たぶんずいぶんとあとまわしになりそうな気配です。「聖☆おにいさん」はめっちゃ面白かっただけに、ギャップがすごいんですが、どちらかといえばこちらの方が前から連載しているし、こちらで注目されて別雑誌のほうで連載のはず、なんだけれど、笑いのツボがどうも違うようです。同じ作者さんだけに不思議です。どちらもキャラがたちすぎるほどの主人公だし、川にそったところに住んでいるゆるゆるな主人公達が活躍の話なんだけれどねぇ、本当に不思議^^

荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)

荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)